いつか読もうと思って、本棚に置いたままなかなか読めなかった本のひとつに「生命40億年全史」(リチャード・フォーティ 渡辺正隆訳 草思社 2003)がありました。
訳者あとがきによると..
四〇億年の歴史を一気に語り尽くそうなどという希有壮大な企てに、それも単独で挑んだ著者などいなかった。そこにあえて名乗りを上げたのが、大英自然史博物館の古生物学者リチャード・フォーティ博士である。博士は、生命四〇億年の歴史を一つの物語、自分なりの解釈による生命の一代記として描きたい欲求にかられたのだという。かくして誕生したのが、本書「生命40億年全史」(LIFE:An Unauthorized Biography,1997)である。
..と紹介されていました。
480頁ほどの訳書に著されたこの壮大な物語を読んで、
エッセンスとして残ったキーワードは...
「選択」というコトバでした。
生命体が原始的であるか否かを問わず、いのちあるものとそうでないものとの違いは、みずから選択するということがあるかないか、という点にある
...ということが、
この書物より得た学びでした。
奇しくも、TEDでの
アキュメン・ファンド代表ジャクリン・ノヴォグラッツさんの講演で
貧困とは選択と自由が欠如した状態を指すのであって
収入はひとつの変数でしかない
と述べられていた事がなぜか想起されたのでした。。。
東北地方太平洋沖地震義援金の受付
13 年前