Sunrise @ Mauna Kea

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Quote of the Day

2009年7月28日火曜日

Learning about learning

昨年3月でしたが、フォレストの田辺大さんからのご案内で、Harvard Social Enterprise Conference 2008に参加させていただいたのは、世界の潮流に触れてみたいという思いと同時に、MITメディアラボ創設者であり、「ビーイング・デジタル」の著者でもあるニコラス・ネグロポンテ氏が基調講演のスピーカーのひとりであるというのが主な動機でした。

氏のOLPC(One Laptop Per Child)プロジェクトについて、個人的にはなぜハードウエアから開発する必要があるのかという疑問があり、ボストンまで飛んだのでした..

講演では、OLPCプロジェクトは、教育プロジェクトであって、安価なラップトップPCを配ることが目的なのではないというお話をされていた。そして、教育にとってだいじなことは、自発的に学習することを学ぶ(Learning about learning)ことですとのべられていたことが印象的でした。

講演のあと、長い行列にならび、当初の疑問を直接ぶつけたところ、安価で、電源のないところでも(人力)自己発電でも使えるPCは世の中に存在しないのも大きな理由であるという説明を受け、納得..


..その後、つい最近まで、そのような教育のために、ラップトップにどのようなソフトウエアを設置しているのかということについては、つい関心を払っていなかったのですが、シニアSOHO世田谷の杉本氏から、オープンソースのSqueakが使用されていることを知らされ、日本においても、各地のコミュニティとのつながりで、小学生が楽しく遊びながら学習に使う試みがなされていることに遅まきながら気づいたのでした。

さらに、パロアルト PARC(アラン・ケイ)発のSqueakをもとに、MITメディアラボにより、より直感的なScratchというツールも開発され注目されていることも最近おしえていただき、今後、教育の分野でも何かできることはないかとおもっているところです...

2009年7月23日木曜日

Open Source for America

Open Source for America」と呼ばれるコンソーシアムが結成され、米国政府に、利用促進、開発への参加、利用現場と政府による連携の推進を働きかけていくというニュースが流れていた。

一方、ホワイトハウスの内側からは、Executive Office Of The PresidentにOffice of Social Innovationを設置し、ソーシャルな課題にとりくむ社会起業を支援してゆくという記事が3ヶ月ほどまえに流れている。

オープンソースとソーシャルベンチャーの2つの潮流が、ホワイトハウスを起点とする場で、どのように「交差」し、「化学反応」を起こしてゆくのか、たいへん興味深い...

2009年7月18日土曜日

Ichiro

9年連続メジャーリーガー・オールスターに選出されたイチロー
と、その始球式に訪れたオバマ大統領とのロッカールームでの
対面シーンの報道が興味を引いた。

ベンチのうえに置いてあったボールが偶然にも大統領の足もとに
ころがり、それをひろって、サウスポーでサインしましょうかと、
やや恐縮ぎみのイチローに、サインを記していたオバマ大統領は、
内心、ビッグ・ファンとまで明言までしたイチローのサインが
(大統領の立場でお願いするわけにもゆかず)本当は欲しかった
のではないのかな

..とふとおもった。

世界はちがっていても、どこかで共通のスピリットをもち、
目にはみえないが、お互いにリスペクトを交換しあっているような
卓越した個人と個人のスゴイ出会いの場をみたような気がしました...