Sunrise @ Mauna Kea

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Quote of the Day

2010年6月18日金曜日

Zone

「ゾーン」(Zone)にはいる

というコトバを、

今年5月、スコア「58」の世界記録をつくった石川遼選手の記者会見

ではじめて聴き、ずっと気になっていた。


ググると。。

「ゾーン」に入るための5つ(+ 1つ)の準備
「ZONEに入る」生きかた

にヒット。


ソフトウエア、とくにオープンソースの多様な選択肢のあるセカイで、

解かねばというテーマのまわりをぐるぐるまわっていたり、

すこし離れたり、

なかなか集中して取りかかれなかったりしている状況から、

ふっと筋道がみえ、

ある種のスイッチがはいったようなパターンに乗っかって集中モードにはいり、

解決にいたるというようなことがこれまでに何度もあったので、


そのようなことにも通じているのか知らん


とひそかに合点がゆく。

2010年5月10日月曜日

Ahi in these days


お昼寝中。。





お"仕事"中。。



なにか?。。

2010年5月5日水曜日

Presence

「出現する未来」(監訳:野中郁次郎/訳:高橋裕子)
原題 - Presence:An Exploration of Profound Change in People,Organization,and Society
by Peter Senge,C.Otto Scharmer,Joseph Jaworski,Betty Sue Flowers


4/24-25に国連大学で開催されたWorldShift Forumのセッションで、

「U理論」が紹介されていたこともあり、GW中に興味深く読むことができました。


本書は..


「学習する組織」のコンセプトを世界に広めたピーター・センゲ

をリーダーとして未来の予知能力をどう捉え、育成するかを解明しようとして

著者たちが対話を重ねる構成になっています。


そのなかで中心的に紹介されているのが、

オットーの提唱している、


①センシング(現実に埋没し状況と一体となる)

②プレゼンシング(出現する未来の源の内側から見る現在を見直す)

③リアライジング(大きな世界を共に創る)


というプロセスからなるU理論です。


このプロセスは、学習のレベルを深め、全体 ー 現状の全体だけでなく、

進化する全体 ー への意識を高め、行動を異なる未来を創造するものにする



..というもので、対話のなかで西洋の世界観にとどまらず、

東洋の思想にも折にふれ触れています。



この興味深いU理論のプロセス・モデルをみてふと連想したのは、



ドラッカーが「すでに起こった未来」のなかで、

人と人とのコミュニケーションについて、


コミュニケーションとは

①知覚し、②期待し、③関与する

ことである


と述べていたことでした。



それに対して、U理論は、原題にもあるように、

人、組織、社会に深い変化をもたらすための新しい考え方

と言えるようです。

2010年4月1日木曜日

Everyone a Changemaker

ビル・ドレイトン氏(アショカ 創設者・代表)の

「誰もがチェンジ・メーカー(Everyone a Changemaker)になる世界」

について、


東工大の『国際シンポジウム2010 講演録』をあらためて読んでみました。



今起こっている大きな変化について、


ドレイトン氏は、


約一万年前に起こった農業革命にまでさかのぼり、


それ以来。。


少数の人間がすべてを取り仕切って、他の人々は表に出ず、ほんの少しの余剰を生むためにせっせと生産を続けてきました。今でも、そういう考え方が私たちに染みついています。


あらゆる組織は(企業も含めての話ですが、企業に限ったことではありません)少数の賢い人が基本的に何をしたら良いのかを決める、というスタイルから、変わらなければなりません。


人は組織に所属しているだけでなく、誰もが一人の個人でもあります。ですから、自分で選ぶことができる重大な選択肢がいくつもあります。これほど根源的な変化を経験しているのですから、ものすごく広い選択の幅があることが、見える人には見えているはずです。この変化に貢献するために、どのような選択肢が考えられるでしょうか? 人々を幸福にするのは、どのようなことでしょう? それは、愛と敬意の表現であり、行動です。大きな変化を起こすチャンスが到来しています。


旧態依然とした恐竜たちがまだ優勢で、物事を支配している。しかし、恐竜たちは、あと10 年で死に絶えるでしょう。



。。と述べています。



「誰もがチェンジ・メーカー(Everyone a Changemaker)になる世界」



とはつまり



地球社会の個人個人が「思考停止」しないで、

(大小問わず)課題に気づいたら誰もがそれを解決することにチャレンジできる

ような世界



という、あらためて目からうろこのビジョン


を示されていることに気づいたのでした...

2010年3月22日月曜日

A Whole New Mind

ダニエル・ピンク(Daniel H.Pink)氏の『A Whole New Mind』(日本語版「ハイコンセプト」大前研一[訳]三笠書房)をこの3連休に読んでみました。


氏の著作との出会いは、

3年ほど前、偶然書店で目にとまった「フリーエージェント社会の到来」(ダイヤモンド社)が最初でしたが、

その後、TEDでの講演で、2度目の出会いがあり、

非常に気になっておりました...


内容は。。


これからの時代に求められる”6センス(感性)”

◎「論理」ではなく「共感」
◎「モノ」よりも「生きがい」
◎「まじめ」だけでなく「遊び心」
◎「議論」よりは「物語」
◎「機能」だけでなく「デザイン」
◎「個別」よりも「全体の調和」


について、述べています。


。。著者の気づきに、


どれくらい 「connecting the dots」 的に

読者として重なる部分があるか

という感じで読んでもおもしろいのでは


...とおもいました。

2010年3月10日水曜日

make the world a better place

読まねばと思っていて、文庫本になってやっと読んだ

梅田望夫氏の「ウェブ時代5つの定理」(文春文庫)
副題 make the world a better place
この言葉が未来を切り開く


「定理」という言葉には若干どうかなという感じがありましたが、
シリコンバレーを中心とする創業者たちのしびれる言葉





著者の共感で集大成した本

であるとおもいます。


そのなかでもやはり胸を打たれた

のは。。


愛するものを全うする


2005年夏、スタンフォード大学の卒業生向け講演での名スピーチからの..


君たちの時間は限られている。
その時間を、他の誰かの人生を生きることで無駄遣いしてはいけない。
ドグマにとらわれてはいけない。
それでは他人の思考の結果とともに生きることになる。
他人の意見の雑音で、自分の内なる声を掻き消してはいけない。
最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。
心や直感は、君たちが本当になりたいものが何かを、
もうとうの昔に知っているものだ。
だからそれ以外のことは全て二の次でいい。 


偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたがすることを愛することだ。
まだ見つかっていないなら探し続けろ。落ち着いちゃいけない。
まさに恋愛と同じで、見つかればすぐにそれとわかる。
そして素晴らしい人間関係と同じで、年を重ねるごとにもっと良くなる。
だから見つかるまで探し続けろ。探すのをやめてはいけない。


ー スティーブ・ジョブズ


..でした。。

2010年2月27日土曜日

RULES OF THUMB

雑誌「ファスト・カンパニー」創刊者のアラン・M・ウェバー氏の著作「RULES OF THUMB」【日本語版「魂を売らずに成功する」(市川裕康/訳、英治出版)】を読んでみました...


カバーの扉の。。

Work is Personal
Computing is Social
Knowledge is Power
Break the Rules

。。という「ファスト・カンパニー」創刊号のキャッチ
にも感動しましたが、


著者の知恵の塊ともいえる珠玉の52のルールのなかでも


ルール46:現実的な理想主義者となれ

のなかの..


なぜ聴衆は、有名どころの話よりも無名の若者に心を動かされるのだろうか?
それは、こうした若い社会起業家たちが、私たちが喉から手が出るほどほしいものをみせてくれたからだ。彼らは、「現実的な理想主義者」だ。彼らには「弱みを率直に語れる強さ」がある。彼らには、世の中を変えられると信じ、その難しい仕事を実現させようとする「シビアなロマン」がある。世の人々はひそかにその両方を備えられたらどんなにいいだろうと思っているもの、そしてその両方があれば、非難されようが挫折しようがやっていけそうに思えるものを見せてくれた。つまり彼らは「厳しさと優しさ」の両方を示し、私たちはそこに感銘を受けるのだ。


..のフレーズにもっとも感動しました。


未来を予見して「ファスト・カンパニー」を創刊された著者に生き続けている信念をその52のルールに結晶化された本だとおもいます。


また、英治出版社が、#52rulesというツイッター・タグをこの本のために設けられたのは、今これからの変化の先端に立たれていてすごくおもしろい企画とおもいます。